本宅の離れにたたずむ和風のアトリエ。
1階はほぼ書庫、物入れ。2階は油絵を描くスペース。
庭を眺めながら、絵を嗜む心落ち着くスペースに仕上がりました。
お施主様専属の造園職人さんと、
幾度となく打合せをし、素晴らしいお庭と調和した建物となりました。
入口の門をくぐって、アトリエに向うアプローチの他に、
この写真は、本宅母屋からアトリエに向うアプローチから見た
ものです。
ヤギリの部分は漆喰をイメージし、白く塗り分け、化粧梁を張り付けました。
玄関ポーチは、「磨きの御影石」を使用し、
石の小口まで磨きを掛け、光沢を出してあります。
また、基礎の立ち上がりを「洗い出し」とし、
双方深緑を基調とした色使いで上品さと奥深さを演出しました。
玄関に入ると、9箇所もの可変棚を使用した収納スペースとなっています。
作品等、たっぷり収納できる空間です。
階段室入口です。
お施主様の強い希望で、お父様が健在だった頃に
使用していた扉を再利用しました。
浮造り調の一枚板で、想い出深い貴重なものです。
ゆったり幅広の階段にしたため、高さ幅とも、サイズ変更で
建具職人の加工を加え、
新築アトリエの一部として、生まれかわりました。
階段室は、杉板を腰板として、貼りました。
階段右の壁は後で、作品等を飾りたいとの要望で、
合板下地にして、どこでも取付可能にしました。
アトリエ2階は、無垢材をふんだんに使用した部屋です。
勾配天井は、梁や火打ち材が露出し、高さが火打ちと干渉するため
室内に足場を組み、断熱材、石膏ボードを捨て貼りのうえ、
仕上げ材(杉板)を加工しながらの施工で、
大工が苦労したところでした。
トイレの入口と、画材を洗ったりするステンレスの流し台です。
階段室の入口扉と同様に、扉を再利用しました。
ただ、こちらの扉は、扉寸法にあわせて枠を製作し、加工を加える事無く、収める事が出来ました。
昔の情緒をそのままに・・・。
トイレの丸窓は、お施主様の強いご希望で設置され、
建物全体のポイントとなっています。
建物の外観に和の雰囲気を醸し出しています。
床面積 | 25.25坪(83.63㎡) |
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土地面積 | 229.60坪(760.56㎡) |
工法 | 木造軸組(在来)工法 |
こだわりポイント | 自然素材・健康住宅 ・外観デザイン・内装デザイン ・エクステリア ・耐震性 ・和風 ・無垢の木材・地域の木材・自然石 |
地域 | 焼津市 |
アフターサービス (定期点検) |
10年間 (3ヶ月、1年、3年、7年、10年) |